実写、アニメ問わず映画作品を生み出す押井守の世界とは

ビルボード誌のビデオ週間売上げ1位となった「 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」や「機動警察パトレイバー the Movie」で世界での日本を代表する映画監督である押井守。映画だけでなく、小説家、舞台監督、ゲームのシナリオなども手がけています。

ghost in the shell

押井守ってどんな人

東京出身で現在は熱海在住。
無類の犬好きで、愛犬の看病するために引っ越し、看病のため当時制作していた作品を降板しかねない状況になるほど。
そしてほとんどの押井作品で犬が登場してます。

また銃器などにも造詣が深く、作中ではリアルな表現を追求しています。
マトリックス」の監督であるウォシャウスキー姉弟はその影響を受けています。

先日、長編作品の制作を引退したことで話題になったスタジオジブリの宮﨑駿監督とも古い付き合いで、互いに罵り合いつつも評価をしあっています。実現はなされませんでしたが、「ルパン三世 カリオストロの城」の次の劇場版ルパン三世の監督に押井監督を薦めたことも。

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押井作品の見どころ

そんな押井監督。
一体どんな作風なのでしょうか。

実写的表現をアニメやCGに取り入れ、それを更に加工することで、実写にもアニメにもない表現をしていくことを得意としています。
それは「イノセンス」や「スカイ・クロラ」などにもよく見られ、さらにアニメ、実写の区別のつかない作品にも取り組もうとしています。

また、映画の半分は音でできていると考えるほど、音の表現を重要視しており、犬の足音を再現するためにルーカスサウンドを利用するほど凝っています。
作品の内容は何度も繰り返し観ることを前提として作られていて、観る度に違った感動を味わえます。

押井守を知るためのオススメ映画「アヴァロン」

2001年の作品ですが、押井監督作品を1つ紹介したいと思います。
今流行のオンラインゲームが舞台の作品で、アニメではなく実写で制作されています。
それだけではなくポーランドでの撮影、役者もポーランド人を起用するという大胆な取り組み。

音楽も壮大で大迫力なものに仕上がっています。これがTVなどでも転用されているため聴いたことがある方もいるかもしれません。
映像も決して古くなく、むしろデジタルが当たり前になった今、もう一度観なおす作品でしょう。
まだ押井作品を観てない方にもオススメです。

avalon

最後に…

今もなお精力的に作品を作り出している押井守。
2014年の東京国際映画祭では特別招待作品として『GARM WARS The Last Druid』を発表します。

公式サイト
http://garmwars-movie.com/jp/

トレイラー

何度観ても飽きない素敵な作品がこれからも増えていきそうです。

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