競争の激しい声優界で、ここ数年、数多くのアニメでメインキャストを担当する注目の男性声優がいます。
その男の名は、松岡禎丞(まつおか・よしつぐ)さん。
2009年にデビューした松岡さんは、キャリア3年目の2011年で17作品と、急激に出演本数を伸ばし頭角を現します。さらに2012年には声優界の名誉・声優アワードで新人賞を獲得しました。
確かな実力で若手声優の中でもトップクラスの活躍と人気を見せる松岡さんですが、じつは彼が人気を集めているのは実力だけではなく、彼自身の個性的なパーソナリティーにも理由があります。
松岡さんは、その正直で慎重、かつ思慮深い性格から「天然」と評されることも多く、共演者からも頻繁に話題にされるなど“愛されキャラ”でもあるのです。
そこで今回は、松岡さんの個性的なパーソナリティーが垣間見える行動・言動を集めてみました。
慎重すぎてインタビューで沈黙
2011年、人気アイドル育成ゲーム「THE IDOLM@STER 2」で、女性アイドルたちのライバルであるJupiterの一員・御手洗翔太役に抜擢された松岡さん。
発売前に公開されたインタビューは特に慎重で真面目な一面を見せました。
「最初は……あの、恐かったんですが……。……(沈黙)。」
「ジュピターとして、ライバルとして戦っていくなかで芽生えるものがあるかわからないですけど……、(沈黙)。」(引用/独占インタビュー! 『アイマス2』男性ライバルユニット“ジュピター”、そして“竜宮小町”の秘密を総合ディレクター石原氏に訊く! – ファミ通.com)
と、インタビュー内に使われるのは珍しい(沈黙)というフレーズが4回も登場。とても慎重に言葉を選んでいる様子が文面からも伝わってきます。
しかし、インタビューから同席していたゲームの制作者からも「松岡君のこの雰囲気が(気になる)」とツッコまれるなど、インタビューはだんだんと松岡さんの面白さにフォーカスする方向に脱線することになってしまいました。
この真摯な態度は人気声優となった今も変わらず、アニメの事前番組などのインタビューでは、ひとつひとつの質問を噛み締めながら答えていく松岡さん(とそんな松岡さんにツッコむ他の共演者)を見ることができます。
↑御手洗翔太役は松岡さんがアニメ・ゲームファンに注目されるきっかけになったキャラでもあります
一番苦手なものは「女の子」
松岡さんはかつてTwitterを更新していましたが、多かった話題は「苦手なもの」について。
インタビューの時と同様、正直に、そして真摯に自らの苦手なものについて悩む姿が印象的でした(現在は閉鎖)。
その中でも松岡さんは「女の子が苦手」ということも公言しており、現在では自虐的にネタにすることもあります。
あるアニメの企画でクイズ企画が行われた際、“松岡さんの一番苦手なものは何?”という問題にも“女性が苦手”と解答したことも。
ちなみにその問題に見事正解した共演者の茅野愛衣さんとのやりとりは、茅野さんがラジオなどでの共演時に、松岡さんの泣き所に的確なツッコミを入れることから“名コンビ”として知られています。
「松岡禎丞UCシリーズ」で松岡ファン急増中?
そんな松岡さんの愛さずにはいられない個性を、ネットユーザーが放っておくわけはありません。
ニコニコ動画では、ここ数ヶ月で某ロボットアニメのBGMに松岡さんの印象的な行動・言動を合体させた「松岡禎丞UCシリーズ」が人気に。
・渾身の顔芸
・共演者の女性声優にビンタされる
・仲の良い声優がゲストの番組にVTR出演し、正直すぎるコメントで仲の良い声優を困らせる
・頑張ってついた嘘を茅野さんに簡単に見破られる
といった、松岡さんらしい言動・行動から
・女性声優と行動がシンクロする
・偶然に面白い行動をカメラに押さえられる
といった“ミラクル”まで、40近くの動画が投稿されており、80万再生に近づく動画もあるなど、松岡さんの人気増に一役買っています。
松岡さんが準レギュラー並の頻度で出演している「佐倉と内田のガンガンGAちゃんねる」では、毎回何らかの“松岡ミラクル”が生まれるので要注目です。
次世代エース候補・松岡禎丞の演技(&個性)にこれからも注目!
今回は松岡さん個人のパーソナリティーについて紹介していきましたが、もちろん本業の声優業にも期待が集まります。
2015年も「アブソリュート・デュオ」、「冴えない彼女の育てかた」、「銃皇無尽のファフニール」などにメインキャストとしての出演が決定しており、これからさらに主人公声優、そして“次世代エース”の一人として、活躍してくれることは間違いないでしょう!
コメントを残す