アニメ、ドラマ、映画、小説など色々なコンテンツが世の中にあります。
それらを選ばずどこでも活躍する中島かずき。
劇団☆新感線の座付作者としてその経歴は始まっていますが、今回はアニメの脚本として関わってきた熱い作品をご紹介します。
[adSense]天元突破グレンラガン
2007年にTV放映され、翌年、翌々年に劇場版も公開された人気オリジナルロボットアニメで、TRIGGERの前身となるガイナックスのメンバーが中心となって作られた作品です。
【あらすじ】
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、
時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。そんな村の一つ・ジーハ。
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、
ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。
そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
(公式サイトより)
ガイナックスのロボット作品といえばアニメのエポックメイキングとなった『新世紀エヴァンゲリオン』が有名です。
けれどもこの作品はロボットではよく使用されるけれども現実にはありえない武器『ドリル』をあえて扱い、そこで何度も繰り返される演劇的な口上(キメ台詞)やケレン味あふれる演出があり、古きよきロボットアニメーションの良い所が現れている作品となっています。
のだめカンタービレ フィナーレ
二ノ宮和子の有名マンガタイトル『のだめカンタービレ』をアニメ化。その第3期に関わっています。
こちらは実写でもドラマ化、映画化された人気タイトルなので知っている方も多いでしょう。
【あらすじ】
ピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音大学生・千秋真一は、胴体着陸の恐怖体験による重度の飛行機恐怖症に加えて海で溺れたことのトラウマのため船にも乗れないことから、クラシック音楽の本場であるヨーロッパに行くことが出来ず、将来に行き詰まりを感じて思い悩む日々を送っていた。担任の教授の教育方針に反発し、口論の末に決別。別れた彼女にもつれなくされて自暴自棄になっていた。
ある日、千秋は酔っ払って自宅の前で眠ってしまう。目が覚めると周囲にはゴミの山と悪臭、そして美しいピアノソナタを奏でる女性がいた。彼女の名前は野田恵(通称・のだめ)で、なんと千秋と同じマンションの隣の部屋に住み、同じ音大のピアノ科に在籍していたのだった。入浴は1日おき、シャンプーは3日おきというのだめだったものの、千秋はのだめの中に秘められた天賦の才を敏感に感じ取る。そしてのだめもまた、千秋の外見と音楽の才能に憧れて彼に纏わり付くようになる。この出会い以来、千秋はのだめの才能を引き出すべく、何だかんだと彼女に関わるようになる。
(wikipediaより)
自身のオリジナルな脚本での作品に関わることの多い中島かずきですが、この作品では綺麗にアニメに必要な部分を抽出し、原作を損なわず忠実にストーリーを展開しシリーズを完結しました。
そういう意味では中島かずきらしさは少ないですが、別の側面を知る上で貴重な作品です。
キルラキル
2013年に放映されたTRIGGER初のオリジナルTVアニメ。
中島かずきは監督の今石の2人で制作スタッフみんなが楽しめる作品をつくろうと考え企画された作品で、中島かずき色が色濃く出ている作品となっています。
【あらすじ】
父の死の謎’’片太刀バサミの女”を追い求め、
本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園にはきた者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、
その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。”片太刀バサミ”を知るという皐月。
流子は皐月にその事を聞き出そうとするが・・・。その出会いは、偶然か、必然化。
学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻き込んでいく!
(公式サイトより)
劇団☆新感線としての中島かずきが強くでており、ストーリーの展開も劇団での作品を彷彿とさせる展開などが随所に見られます。
また各話の展開も早く、内容も濃密となっているものの、全体としては無理なくきっちりと完結。
未放送の25話がDVDの最終巻の特典としてついていますが、こちらも評価が高いのでTVは観たけどという方も是非オススメです。
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズの22作目となります。
クレヨンしんちゃんの劇場版といえば『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』や『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』が人気があり、
大人も感動するとアニメを普段観ない方たちにも知られていますが、この作品も2作品に食い込むほど評価が高いものとなっています。
【あらすじ】
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。
エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき、ビックリ! ロボットになった自分を前に警戒心むき出しのみさえに対し大喜びのしんのすけ。
そんな中ひろしは、自分の体がロボットになった原因があのエステサロンであったことに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親達の復権を企てる『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。
「家族は、オレが守る!!」
崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
(wikipediaより)
主人公・野原しんのすけの父親であり、作品の中でも人気の高い野原ひろしにスポットを当て、今の父親像をテーマに物語は進みます。
ネット上でも野原ひろしのセリフはよく名言として扱われますが、そこに中島かずきの熱量がさらに加わることで、更に熱いものとして見事に表現されています。
また中島かずきは双葉社で原作者である臼井儀人の編集をしていた時代があり、作品について造形が深いというのもより魅力を引き出しているのでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
中島かずきの作品はとにかく熱いです。
もし熱くなりたいときがあったら、オススメした作品がひとつの火種となってくれるかもしれません。
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